top of page

本サイトの運営動機について

四半世紀の書店経験で最も多く関わったコンピュータ書

 

  コンピュータ書の売れた時代:私が神田神保町にある(株)書泉グランデで理工書(コンピュータ書)を担当していた1980年代から1990年代までは、「定番書・良書」(主に翻訳書)と言われた専門書がコンピュータ書分野の平台にうず高く平積みしてあり、読者は高額・ページの厚さに関わらず数多くの書籍を購入していた。 1980年代に洋書販売(コンピュータ書)を一坪くらいの棚・平台で週200冊(平均単価¥5000)も売れた時代でした。 (例えば、定番中の定番書エイホ・ウルマン『Compiler』(PB版¥5000)が二週間ほどで100冊以上売れていた) 

時代は流れソフトウェア業界では、パッケージングソフト・コンポーネント化が主流になってきた頃から「定番書・良書」の売上が下がりはじめた。わたしが書泉を離れる2002年頃にはかなり低迷していた。同時に「定番書・良書」を出版していた出版社、それを取り扱う書店の専門書分野も縮小または、削減という状況に陥った。

 

このような状況下の中で

 

  情報発信の必要性:私は(2001年)、技術者向けに「定番書・良書」を中心とした情報の提供が必要だと感じ、書泉グランデ5階・書泉ブックタワー2階(秋葉原)の売り場で培った経験と知識をもってYFComputing Bookshelf.com(出版社転職後は休止)を立ち上げ技術者・学生等に多くの支持を得ました。

その後、出版社(株)翔泳社に転職してから第一線級の実務者・大学教授・学生等とともに30点以上の「定番書・良書」をリリース。さらに視野と人のつながりを広げることができた。

 

  今回、再開するにあたり:

・書店時代、棚でアトランダムに提供していた「定番書・良書」が出版社・書店の諸事情で気軽に見ることが出来なくなった

・YFComputing Bookshelf.comで「定番書・良書」情報を再度発信し読者の一助に貢献したい

・出版社が手がけてきた「定番書・良書」が品切れ・再販未定または絶版になっている書籍の「存続と普及」を本サイトで取り上げたい

                                以上、これらの事由で再開するに至った。

 

◆本サイト上で紹介された書籍でインテリジェンスを養って頂ければ幸いです

  

また、今後NPOを設立して運動してく計画も模索している.

 

・本Webサイトは、あくまで書店人として(独断と勘)の立場で運営

・私の「定番書・良書」定義:ロングセラー・増刷・版を重ねる・時代を超えて評価されている

 

                                               2014/07/04  古田島 義和

bottom of page